三重県にある建築設計事務所です。住宅や店舗、オフィスなどを中心に設計監理を行っています。その創作活動の視点から気づいたことを伝えます。


by ads-y

<   2010年 05月 ( 2 )   > この月の画像一覧

南方熊楠顕彰館 

ある旅先のことです。
c0220674_21345643.gif
c0220674_21351454.gif

このたて物は粘菌・菌類の研究で名をはせた、南方熊楠の記念館です。
H18年の建物オープンで、公開コンペでした。
わが事務所もT先生主導のもと、提案書を応募した記憶があります。
建物を訪れると、昔の町並みが残る、少し大きめの敷地に中に建っています。
小さな屋根がリズミカルで、とても気持ちいい。
外壁はステンレスのような合金メッキ板横張りで、
さらに、一部透明ガラスをカーテンウォール式に組み込み、軽快感あふれます。
伝統的な形を新鮮に表現しています。
また、内部は丸柱や耐力壁を備えた格子組など、木造建物の質感を最大限に生かし、
しかも空間スケールの心地よいインテリアになっています。
小さく複数明けられたトップライトからの光も、木漏れ日のようです。
入場料を払って入館チケットを求めるのですが、
おまけに南方熊楠オリジナルの原稿用紙がもらえます。
ありがたいです。
[PR]
by ads-y | 2010-05-24 22:03 | 楽しかったこと

インテリア 

ある旅先のことです。
c0220674_16435726.gif

c0220674_16441363.gif

ロビーの床と柱、壁と天井が見事です。
床は1cmから1.5cm角の白と黒の大理石を、一つ一つていねいに敷き詰めた模様です。サンダーかけのうえワックス仕上げで、きれいな均質面に仕上がっています。本物である証拠に石の中央を横断するクラックが入っていて、そのクラックも全体の雰囲気つくりに一役買っています。独立柱と壁はコンクリート躯体にライムストーンの大判を惜しげもなく張っています。とてもダイナミックで重量感があります。天井はアラベスク模様に飾った焼き物のような天井と、金箔を貼りめくらしたボールト天井が優雅さと異国情緒を与えます。光の操作は吸収と反射のようです。さらに高い天井から吊り下げられたシャンデリアと、白革のイスなどのアンティークな調度品も雰囲気づくりにぴったりです。ここを訪れる人の気分を高めつつ、その世界へ瞬時に導きます。
[PR]
by ads-y | 2010-05-15 17:18 | 仕事